春を呼ぶヴィオラの気持ち!?Vol.3


思慮深く、奥ゆかしい哲学的な趣のある楽器“ヴィオラ”!!
その響きの中にキラリと光る春の情熱をあますところなく
NHK交響楽団ヴィオラ奏者の中竹英昭がお届けします。
早春のひとときをゆっくりお楽しみください。ピアノに金崎美和子を迎えます。


シューマン:「おとぎの絵本」ヴィオラのための4つの小品 作品113 ほか



■中竹 英昭≪ヴィオラ≫■

熊本県出身。1977年東京藝術大学卒業。
読売日本交響楽団ヴィオラ副首席奏者を経て、現在NHK交響楽団ヴィオラ奏者。
オーケストラ活動にとどまらず室内楽の分野においても、東京プロ・アルテ合奏団、
N響室内合奏団などのメンバーとして数多くの演奏会に出演する他、
ヴァイオリンとのデュオリサイタル、弦楽四重奏を中心としたサロン・コンサートなども開催している。
現在、クラシック音楽のみならず、
あらゆるジャンルの音楽や楽器との組み合わせによるコンサートにも力を注いでおり、
貴重な室内楽ヴィオラ奏者として多方面にわたる演奏活動を行っている。
また2002年にはベルリン・フィルの定期公演にオーケストラメンバーとして参加。


発売CD【弦楽四重奏ザ・ビートルズ』】【ヴィオラと琴との二重奏曲集『50&50』


■菅原 恵子≪ファゴット/賛助出演≫■

栃木県宇都宮市出身。
16歳よりファゴットを始め、武蔵野音楽大学に入学。
1983年、読売新人演奏会に出演する。
ルヴァン・ヴェール木管五重奏団を結成し、第16回民音室内楽コンクール第1位、
第35回ミュンヘン国際音楽コンクール木管5重奏部門にてファイナリストとなる。
また86年には第3回日本管打楽器コンクール・ファゴット部門第3位入賞。
新生日本交響楽団東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を経て、95年にNHK交響楽団に入団。
現在、N響ファゴット奏者として活動する他『ゼフィルス・クインテッド・トウキョウ』、
『ナンク・アンシュ』等のメンバーとして室内楽にも力を注いでいる。


■金崎 美和子≪ピアノ≫■

4歳よりピアノを始める。
東京藝術大学附属高校を経て、東京藝術大学に入学。
在学中よりジョイントコンサート、室内楽等の活動を活発に始め、大学卒業後、
宮内庁桃華楽堂にて御前演奏の栄に浴す。
その後、ザルツブルグ・モーツァルテウム夏季音楽大学にて、故カール・ゼーマン氏に師事。
現在はオーケストラピアニストとしてN響、東京都響、オーケストラアンサンブル金沢
サイトウキネンオーケストラ、読売日響、仙台フィル、水戸室内管弦楽団等と共演する一方、
ソリストとしても東京都響をはじめ京都市響、水戸室内管弦楽団に招かれている。
また、室内楽チェンバリストを務めるほか、内外の著名なアーティストの伴奏を務める等、
幅広い活動を続けている。